第2章突き落とし~壁~

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俺はいつものように深夜ekスポーツを走らせていた。場所は国道… 速度は大体80ほどである。すると一台の白いランエボがみるみるまに追い付き、一息入れる間もなく俺をパスしていった。見たところドノーマルだろう…。80の私を瞬く間に引き離すあのランエボは優に140はでているのだろう。だか何かが違った。今までGT-Rやインプレッサ、スープラやNSXなんかと走った事があったのだが、あのランエボだけは雰囲気が違った。 某走り屋マンガのようにオーラがあるとかそれに近い事がおこったと言えば話しは早いだろうか。 だけど正確にはオーラでもない。口では説明できない何かを感じた。 丁度そのランエボが交差点の信号機で捕まっていたので後ろにつける。 信号機が青に変わると緩やかにそのランエボは加速していった。爆発的な速さなんてないし、特にコレと言って速そうにも見えない。 …………。 ? 緩やかに加速していき100くらいまで出たときコーナーに差し掛かった。その時…俺は愕然とした。 コーナーに進入し、前のランエボの影か緩やかにコーナーの先へと消えて行った瞬間、俺は『これはついていけない。勝てない。』と感じた。image=399391095.jpg
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