第一章 痛み

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    あたしは崩れた化粧を 治そうとしたら‥ 『ゆゆ~おはよ!』 『ののー!おはよお』 前に座ってる希々香が 話し掛けてきた! あたし達は大親友で いつも一緒♪ お互い『ゆゆ』『のの』 って呼び合ってるよ☆ 『んねぇ~ゆゆー』 『なぁーに?』 『あたし好きな人できた!』 『え!?まじー!?』 『まじまじ~』 『え~誰誰?』 『1コ上の先輩!』 きゃーっと言って はしゃぐ希々香は 女のあたしから見ても 可愛い‥ 『どこ高?』 『同じだよ~』 『まじ!?んじゃ休み時間見に行こーよ!!』 『うん!行く~!』     この時は分からなかったんだ‥ ただ希久香に好きな人ができて 嬉しかったんだ‥ まさかあの人だなんて‥  
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