第一章 痛み

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    『ゆゆ~あの人!』 『どれどれ~‥えっ‥』 希々香が指さしたその先には‥ 『宏斗先輩~まじかっこいい!』 宏斗‥ 宏斗はあたしが中2の時から ずーっと好きで 宏斗追いかけてこの高校に入った めーるしたり電話したり 二人で遊んだり 夜中呼び出されて 会ったこともあった キスやそれ以上もした あたしの初めては宏斗だった けどあたし達は付き合ってない 好きだと言って 気まずくなるのは嫌‥ だったらこのままがいい 利用されてるのは分かってる けどそれでもいい‥ あたしはただ会いたいの‥ 『ゆゆ?』 『ん?‥あっ何のの?』 『具合悪い?』 『んーん!平気だよ!』 『ならいいんだけどさあ』 ののと会話をしてたら‥ 『優乃!』 あたしは声のするほうに 顔を向けた 『宏斗‥』  
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