仁也物語

１

翌日（7月5日）

仁也side

いまババんちにいます！

きょうはかちゅーんのさちゅえいなんだって！

ママがおしごとのとこまでちゅりぇてってくりぇりゅんだって！

だかりゃパパにもあえりゅんだお？

あとこーきとたぐちとにゃかまりゅとたっちゃん！

たのしみだにゃぁ～

ぼくママとパパだいしゅきだかりゃにゃかにゃおりしゃしぇてあげりゅの！

どうしようかにゃ～

「仁也ぁいくぞぉ！」

『あぁい！』

じゃぁいってきましゅ！

Jside

PIPIｯ

ん～

いま8時…………8時!?

たしかきょうの集合時間は8時30分……

遅刻だぁぁぁ！

かずやがいないから朝ご飯もないしι

洗濯機なんか扱えないしι

どぉしよ～

飯いいゃ！

着替えて顔洗って髪もそのまんま！

よしΣ

行ける！

in楽屋

ｷｬｯｷｬ

ん？仁也の声？と言うことはかずやもいるってこと？

「じんは？」

Σ

「まだ」

「パパまだにゃにょ？」

ｶﾞﾁｬ

「あっパパぁぁ！おたんじょーびおめれと！」

『…………』

「パパ？」

「あかにし泣いてんの？」

「はっ？」

「パパぁどうしちゃったにょ？」

『へっ？何でもないι(泣)』

「じ……ん？」

俺が仁也を抱っこしていると不意にかずやに呼ばれた。

『なっなに？』

素っ気なく返してしまうおれι

「うぅ～」

いきなり仁也が泣き出したΣ

『どっどした？』

「えっなんで泣いてるのΣ」

「ぼく……ままと………パパと………いっしょにいりゅぅ～(泣)」

あっそうか仲直りしてほしいんだ