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とりあえずシャワーを浴びて、会社に行く準備をしなきゃ。
洋介は放置してシャワーを浴びる。
会社の人とは地味に、何事もなく、ただの同僚として過ごす・・・
あっさりとその目標が破られてしまった。
っていうか、記憶無くすくらい酔ってて何事もなかったっていうのが奇跡じゃない?
香那美はお酒が入ると人肌が恋しくなる。
そういうのは駄目ってわかってても、お酒が入ったら自分ではどうにもならない。
けれど、あきらかに今朝の格好からして昨日は何もなかった。
そう考えたら、やろうと思えばできるじゃん。私。と、ちょっと気持ちを持ち直した。
おそらく前の失業が心のどこかでブレーキをかけたんだろう。
まあ、洋介がどうしてここにいるのかはわからないけど・・・
百歩譲って何もなかったのなら合格だ。
香那美はお風呂から上がると化粧をして手早く朝食を作った。
テーブルに朝食を並べる。
一応礼儀として洋介の分も作った。
・・・起こさなければいけない。
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