【第零章】はじまり【……!】

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~香霖堂~ 「お互いのデッキをカットアンドシャッフル!」 「チェーン発動…」 「優先権を行使する」 「モンスターをアドバンス召還!」 「まさにDEATH☆GAME!」 「罠符『フロッグバリア』これで俺の諏訪子は(ry」 「起動効果つかうけど。」 「速攻魔法発動!バーサーカーソウル!」 「リバースカードオープン!エネミー(ry」 「モンスターをセットするが…」 「満足しようぜ」 「ダメステ入っていい?…オネスト捨てるわ。」 「だからミラフォつってんだろ!」 『何やら訳の分からない言葉が飛び交ってるわね…何なの?これ。』 聞いたこともない言葉があちこちから聞こえてくる。 戸惑う天子を見かねた香霖堂の店主霖之助が面倒臭そうに口を開く。 『遊戯王だよ。ヘルカイザーなる人物といっしょに幻想入りしてきた。外の世界の…スペルカードみたいなものらしい。』 簡潔且つ簡単な説明だった。 誤情報ではないだろう。場の雰囲気がそれを物語っている。 『なるほど。興味あるわね…。で?そいつどこにいるの?』 天子は興味に満ちあふれながら霖之助に問う。 『あー…魔法の森に倒れてたらしくてね。さっきまでここに居たんだが今数人で出かけている。道案内とかも含めてなのかは知らないけどね。霊夢や魔理沙も興味があったんだろう。』 霖之助の情報によるとどうやら此処には居ないようだ。 『…探すのが面倒ね。無理矢理にでもこっちに呼んできたいけど…こうなったら衣玖を使おうかしら。』 いつもの天子節が炸裂した中 その時だった。 複数の陰がゆっくりと しかし存在感を主張するかのように現れる。 ヘルカイザー亮はそこにいた。 『おっと、噂をすればとは言うが…来たね。こういうのをフラグが立つ…って言うらしい。興味あるなら聞いてみれば?』
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