プロローグ~カイザー~

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くらい…暗い…暗い…。 どこだ?ここは 俺はヨハンに…負けて…? ヘルカイザー亮はそこにいた。 だだっ広くて薄暗く湿った森の中に。 そこにいた。 『俺は…どこだ?ここは誰…なんだ?』 ふざけてる場合ではない。 俺は確かに死んだ―――― はずだった。 だがこの感覚は『生』そのものだ。 ただ感じられなかった 心臓の痛みも、ましてや違和感さえも。 『俺は…生きている…?』 カイザー自信が疑って止まなかった だが確かに 彼はそこで生きていた。
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