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第五話 変わり始めたど~る
来夢:第五話 変わり始めたど~る
来夢:遊希が、消えた?
紅蓮:どこに行ったんだ?
彰:まさか、ど~ると一緒に?
来夢:俺がこれで過去に来れたなら、逆に未来に行けるんじゃ?
でも、どうして遊希だけ……
紅蓮:おい!!来夢。お前その砂時計見てみろ!!
彰:紫の光が消えかかってる
来夢:なんだか、嫌な予感がする……
遊希:「お前には力があるんだ。いつか役立つ強い力が」
そういつも聞かされ続けていた、おとぎ話の様な力の話を。
その力で守れると思っていた、守らなければいけないのだと。
でも信じさせてはいけない。
自分に言い聞かせて。
いつも伸し掛かるのはもう一人の自分の声―
「何も守れないくせに」
自分が自分を苦しめる。
本当に自信が持てる物など、なにもないのだ
夢落:お前は弱い
遊希:ここ、は?紫の色ばかりの部屋?
夢落:遊希…お前は私の力になれ
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