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紅蓮:来夢、焦ったって直ぐに未来に行ける訳でもないんだろ?だから焦るな。
確かにアイツの事は心配だ、来夢がアイツの力を信じてるんなら大丈夫だ、
と俺は思う訳なんだが
彰:兄ちゃん、お前もたまには良いこと言うんだな
紅蓮:たまにで悪かったな!!たまにで!!
来夢:はは、はははは
紅蓮:おい、何笑ってんだよ。そんなに変だったか?
来夢:んーん、紅蓮らしいなって
紅蓮:俺らしい?
来夢:うん。紅蓮らしいよ。何時も真っ直ぐで、さ
彰:つまりコイツは直球ストレートしか投げられない野球選手って訳だな
紅蓮:彰さんは一言余計なんだよ
彰:これでも誉めてるつもりだぜ?
来夢:ど~る!!
紅蓮:クソッ、さっき来たばっかだろうが……少しは休ませろよ!!
翠:ミラ、イ……クル……ライム
来夢:二人とも!!俺に掴まって!!
紅蓮:こんな時にどうしたっつーんだ!?
彰:兄ちゃん、良いから黙って手をかしな!!
来夢:今ここに集まりし力よ、俺に力を与え未来に導け!!
紅蓮:城、か?
来夢:お城だよ……これは俺の国……未来……もう、こんな事になってるなんて
彰:来夢、お前の居た頃の未来はどんなだった?
紅蓮:俺達の未来がこんなのだったとしたら、相当狂った奴の仕業なんだろうな……
俺の知ってる現実はもっと綺麗だった
彰:そうだろうな……俺も兄ちゃんとおんなじ思いだ
来夢:紅蓮、彰さん
彰:あぁ、わかってる
紅蓮:とうとう来ちまったんだな、未来ってやつに
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