第1章《始まり》

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大きな学園、セントラルカーリアス学園の通学路には沢山の桜の木があり、今、春の時期なので桜が満開で風に揺らされている桜はとても綺麗で、カサカサと音をならしながら桃色の花びらをヒラヒラと落ちていた。 セントラルカーリアス学園の前には大きな校門があり、今日は入学式のせいか、新品な制服を着た生徒や親がガヤガヤとセントラルカーリアス学園に入っていく。 先程から校門から大きな桜の木を見ている黒髪の黒目、首に真紅のネックレスをつけた美形な少年がいた。 彼の名は ルーカス・ヴェイス 「……。」 風がルーカスの髪をくすぐる中ルーカスは無言で桜の木から学園に目を移した。 .
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