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――ん…?
扉を開けた神崎は、全く動きを見せない
「………」
何かいたのかと彼女の後ろから家を覗くと
「海斗…いつから女の子n「ちがぁぁぁう!」
母さんが立っていた
そして意味わからない事を言おうとしたのを咄嗟に阻止した
「あら海斗…まだその姿なのね?」
いかにも俺が男ではないような言い方をしてくる母さん
「俺は昔も今もこれからもこの姿だ!」
「あらそうなの?それで、その可愛いお嬢さんは?」
それは意外、というように首を傾げる母さんは、神崎を見ながらそう言った
「あぁ…えっとな、」
何て言おうか迷っていると
「私、“海斗君”のクラスメートの神崎梨杏です。いきなり押し掛けてすみません…ご迷惑ではなかったでしょうか…?」
と、さっきまでの態度とは一変して母さんに自己紹介をしていた
あり?なんかおかしくね?…
「海斗のクラスメート?…えぇ、迷惑だなんてとんでもないわ!さっ、上がって。」
とまぁ、母さんは彼女を簡単に上げてしまった訳だ…
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