出会い

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「別にんなこと望んでねぇし」 「そんな照れなくたっていいじゃな~い♪」 駄目だ、話にならん… 「わかったよ、行けばいいんだろ…?」 「じゃ、これ買ってきてね♪」 金とメモを渡されていざ家を出ようとすると、 「お願いね、“海斗君”♪」 と神崎に笑顔で言われた 「あ、あぁ…」 不意にも可愛いと思ってしまった俺は病気なのか… ―― ―――― 歩いて10分ほどの近所のスーパーに着いた そこからメモに書かれたものを探し、会計を済ませると、 家を出てざっと1時間くらい経っていた 材料から見ると鍋になりそうだが、母さんの鍋料理は凄いからな… 一体どんなのが出来るのだろうか そんなことを考えながら歩くとすぐに家に着いた 「ただいま~」 一応言って玄関を上がる 返事はない… リビングの扉を開け再度 「ただいま」 と言う 「あ、海斗おかえり♪ありがとね~」 「おかえり“海斗君”♪」 母さんと神崎が笑顔で返してくれた… よかった、まだ俺はここに居られるんだ…!
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