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「俺が送っていけば問題ないだろ!?」
「いいえ!帰りに一人になった海斗が連れて行かれるわ!」
おいおいおいおい!
どんだけだよっ!アンタの頭の中はどうなってるんだっ!!
すると、見るに見かねてか、
「わ、私帰りますね!」
神崎は自分の荷物を持ってリビングを出ようとした
「あっ、梨杏ちゃん!待ちなさいっ!!」
母さんはそう叫んで止めようとした
だがここは俺が押さえ込む
そして神崎に、
「外で待ってろ、送っていくから!」
と言っておいた
神崎は頷いてリビングを出た
廊下を一直線に進めばすぐ玄関だ
俺は勝利を確信した
――ガチャンっ―
玄関扉の閉まる音
やった!勝ったぞ!!
「ただいま~♪おう、お客さんか…お風呂場はそこ進んで右にあるぞ?」
は?父さん?
え?…
俺は急いで玄関に向かった
するとそこには…
「おお海斗、可愛いお客さんじゃないか。」
物凄い笑顔で父さんが玄関に立っていた
「母さ~ん、今日はもう遅いからお客さんの布団用意しとけよ~」
と父さんはリビングにいる母さんに声をかけた
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