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「か………き……い…」
んん?誰だ…
「か…と……なさ……」
俺はまだ夢の中だ。
「かい…、か…と、」
まだ眠いんだ、勘弁してくれ。
「海斗!!」
っ!!
耳に衝撃が走った。と同時に目が完全に覚醒した
「っだぁ、なんだよ!それと耳元で怒鳴るんじゃねぇ!」
目を開けるなり視界に入るのは、母さんの顔
「アンタがなかなか起きないからでしょう?」
腰に両手を当てながら、そう言う母さん…
ごめん、可愛くねぇわ…
「んなことされなくたって、時間になりゃ自分で起きるって。」
うん…嘘だ。
つい最近までこれで遅刻が連続的に続いてたからな!
「んで?なんだよ…何にもないなら俺はまた寝「学校遅刻するわよ?」
学校?
何言ってんだ?
んなもんこの前終わったはずだろ…
こいつ、遂にボケたか?
「学校?学校ってこの前終わっただろ?頭でも打ったか?」
と、そんなので起こされた事に少々苛立ちを覚えながら言うと、
「何言ってんの。それは中学生の話。アンタは今日から高校生じゃない♪」
ん?高校生?
確かに俺は高校進学希望で中学卒業したが…
普通春休み的なのがあるだろ?
あるよな?
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