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部屋の前に着いた俺はドアを開けようとする…が、神崎が何かしてたら困るので軽くノックした
「は~い♪」
―ガチャ…
中から神崎の声がしたと思ったらドアが開いた
「あ、アンタか…」
当たり前だが
ここ、俺の部屋だぞ?
「俺で悪かったか?」
「べ…別に。」
そう言う神崎の顔は若干赤かったのは気のせいか…
「あのさ、とりあえず中、入れてくれね?」
「えっ?あ、あぁうん…」
俺は部屋に入る
「………は?」
自分の目に映る光景を見て俺は絶句した
「あ、アンタのお母さんが…布団、持ってきて…ここで、寝なさいって…」
顔を真っ赤にして神崎は言った
そう…
俺の部屋の真ん中に、布団が敷いてあった
ちなみに俺は普段、ベッドで寝ているから床に布団を敷く必要はない
するとこれは…神崎のってことになるな…
―…。
おいおいおいおい!!!
どうなってやがる!
あの人は…
あの人は何を考えてるんだ!!
気が付くと俺は階段を駆け降りてリビングに行き、母親の前に立っていた…
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