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母さんは寝るようで2階に上がっていった
「なんなんだ…一体」
「おお海斗、どうした?」
後ろから声が聞こえたから振り向くと風呂上がりの父さんがいた
「あぁ、母さんが神崎を俺の部屋に泊めようとして…」
「ほう、いいんじゃないか?」
「…………。」
もう突っ込む気すら起きねぇよ…
「それじゃ、父さんも寝るからな、おやすみ~。」
そう言って父さんも2階に上がっていった
「俺も…部屋、戻るか…」
階段を上り自分の部屋に戻る
「あ…おかえり?」
部屋に入ると神崎が床に敷かれた布団にペタンと座っていた
「あぁ、ただいま…」
俺はベッドに座り、神崎の方を向く
「はぁ…」
「どうしたの?溜め息なんてついちゃって」
床とベッドの高さの違いから、彼女は上目遣いに聞いてくる
うわ…かなり可愛いんですけど…
「い、いや。親の馬鹿さ加減に呆れただけ…」
「ふふっ♪確かに…ここに来たときは何かと思ったわ!」
なんか、共感を得られて若干ながら嬉しい…
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