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教室には既に何人かいた
「やっぱ、あんま変わんねぇよなぁ」
教室に入るなり雄太が言う
確かに中学の教室とあまり変わりがない
「まぁ、いいんじゃね?ガラッと変わったらそれはそれでなんか嫌だし」
「まぁな」
黒板に書かれている座席図を見て自分の名前が書いてある席に座ると、
雄太は
「席も近いなんて、なんかの縁か?」
雄太の席は俺の一つ後ろだった
「腐れ縁だろ」
「はは…かもな」
―――
他のクラスメートが集まるまで雄太と適当に喋って時間を潰した
全員集まっていくらか時間が過ぎた時、教室の前扉から教師らしき女性が入ってきて
「もうすぐ入場です、体育館に向かうので廊下に並んでください」
と俺達に指示を出した
ダラダラと整列し、体育館へと向かう
体育館の通用口の扉が開き
「新入生、入場」
と言う声でノロノロと体育館に1組から吸い込まれていく
余談だが…
事が進んで新入生点呼あたりまでは起きてたが、そのあとからは寝てた…
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