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宮本は昔から泣き虫だった
身体も弱くて、いつも見学ばかりしていた
だけど・・こんなにも人は変わるものなんだなって・・・俺は思ってしまった
――宮本の気持ちが楽になるのなら・・
「・・んぅ。ん」
「せん・・ぱぃ///?」
俺は何とか身体の向きを変えて、宮本の方を向いた
――宮本の気持ちが楽になるのなら・・
そればかりが頭を過って、俺はその場に座り込んで足を左右に広げた
「・・先輩・・?」
宮本が不思議そうにしゃがみこんで話し掛けてくる
ドクンッ
身体の中心が熱く疼いた
頭がぼーっとして
ただ、宮本が笑っていてくれるなら・・
それしか考えられなくて
「ん・・っ///;;」
身体の底からじわじわと沸き上がる熱さが、俺を可笑しくする
熱い・・
今すぐ手錠を外して
自分でしてしまいたいくらいだ
「・・・。ごめんなさい先輩。俺、先輩が好きです。大好きです。だから俺・・さっきのドリンクに・・」
そこまで言って宮本は口籠もった
そっ、と手を俺の胸元の真ん中にあてて、ゆっくりと下へと伝って・・
「んぅっ///;;!」
びくんっ!
少し触れられただけで、俺は身体を弾ませた
「先輩・・こんなに張り詰めて・・・。」
朦朧とする意識の中、ジィッと金属が擦れるような音がして
「ンッ!ぅ、んーっ///;;!」
宮本が俺のを銜え込んでいた
ギチュギチュと厭らしい音が路地裏に響く
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