ありがとう~さようなら~

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「さ、行きましょう先輩。何処から回りますか?」 「え?あ、あぁ。」 俺は慌てて今日のプランを練った やっぱ・・水族館とか遊園地か? ――いや、 それじゃあ本当にデートになっちまうし・・ だからと言ってゲーセンなんてこの歳で行くのは何かな・・ 俺が頭を悩ませていると、宮本がクスリと笑ってきた 「俺は何処でもOKですよ?先輩が居るだけで十分楽しいですし・・」 にっこりと笑って恥ずかしい台詞を言う宮本に、俺は顔が熱くなった (く、口説き文句みたいだ//💧) 絶対これ顔赤くなってるし! 「え、映画!映画観よう!?」 俺は赤くなった顔を隠すように言って、宮本の手を引いて早足で歩き始めた その時、後ろから小さく笑う声がしたけれど 俺は聞かないフリをして、熱くなった顔を気持ち良く吹く風で冷やした
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