ムスクの香り

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すると彼は 私の背中にゆっくりと手をまわし、 耳元で囁いた。 「・・・・あのさ、秋山のこと、 優基くんって呼ぶの やめない?」 それがまたおかしくって、 私は返事代わりに もっともっときつく 抱きついた。 ムスクの匂いは 私の鼻をかすめ、 愛おしい匂いに変わる。
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