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翔「なるほど…十中八九ドーパントの仕業に間違いないっスね。」
翔太郎は机に無造作に置かれた写真の一枚を手に取り、呟いた。
写真にはえぐれた道路や粉々に砕け散った車などが写っている。
刃「あぁ、園咲琉兵衛が死んだ今でもガイアメモリは街のあちこちにばら撒かれてる。」
翔「了解っス。何か分かりしだいまた連絡します。」
刃「おう、出来るだけ早めに頼むぜ。最近のドーパントは見境がないからな。」
刃野は出されたコーヒーをグイっと一気に飲むと、立ち上がった。
翔「そういやジンさん、照井は??」
刃「課長は今、本店に出張中だ。来週には帰ってくると思うぞ。」
翔「そうっスか。」
刃「じゃあよろしく頼むぜ、翔太郎。」
刃野はそう言うと真倉と共に事務所を後にした。
翔「よし、とりあえずフィリップに検索してもらうか。」
翔太郎は事務所の端にある扉を勢いよく開け、中に入っていった。
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