序章

2/3
前へ
/29ページ
次へ
ガヤガヤ                           ……『カランッ』 コトッ カラオケと酔っ払い達の雑談で賑やかな夜の店で、何故かその音が聴こえてきた。 僕は、何気なく音の方向を見た。 はっ、、、 そこには、3年前から連絡が途絶えた果摘の姿があった。 渡瀬果摘(わたせかづみ) 僕がハタチの頃 勤めていたボーイズバーに来ていた常連客だった。 彼女は、僕の事を気に入ってくれて、週の半分近く通ってくれていた…。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加