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「愛がこわれるとき」
(原題Sleeping with the enemy)1991年2月8日公開
監督 ジョセフ・ルーベン
主演 ジュリア・ロバーツ
酷い潔癖症で、妻への暴力と異常なまでの執着心を持つ夫の妻ローラを演じるのはジュリア・ロバーツ。
今で言うところのDV夫ですね。
あらすじ。
DV夫と海辺の家で暮らすローラはとても美しい容姿をしていました。
しかし、隣人の男性と話をしただけで夫に殴られる。
パーティーに着ていく服も勝手に決められ、反抗は許されない。
洗面台に掛けるタオルの掛け方を間違えただけで殴られるのではないかと怯える日々を送るローラ。
しかし彼女はある計画を立てていたのです。
そんなDV夫から逃げ出す計画を。
ある日チャンスはやってきました。
隣人から夜のセイリング誘われたローラ夫妻でしたが、ふとした瞬間にローラが海に落ちてしまいます。
彼女はカナヅチだったのですが、こっそり水泳教室へ通って、泳げるようになっていました。
溺れて死んでしまったと夫に思い込ませることにまんまと成功した訳です。
夫が自分を探している隙に自宅へ泳ぎ帰り、後始末の清掃を念入りに済ませ、新たな人生を送ることを決意します。
家を出る間際に、結婚指輪をトイレに流しました。
後々それが手がかりになってしまうことなど夢にも思わずに、、、
かなり前に見た映画ですが、幼心に女性を殴る男の人がいるということを信じられませんでした。
今でこそDVなんていう言葉が定着していますが、か弱い女性に手をあげるなんて、と思っていました。
偽名を名乗り、住まいを手に入れ、新しい出会いもあり、やっと束の間の幸せをかみ締めていたのに、あの悪魔のような夫に居場所がバレてしまいます。
今まではやられっぱなしのローラでしたが、最後はやっと幸せに(?)なれて、良かったと思いました。
それにしてもジュリア可愛い!!
プリティ・ウーマンのような役もハマリ役だと思いましたが、怯える様子、ローラが感じているであろう恐怖、逃げ切った後の開放的な雰囲気など、やはり演技力が違います。
日本人にも言えることだと思いますが、殴るのは愛しているからじゃない。
耐えるのが愛に応えることではない。
女性に手をあげるのは決してしてはいけないこと。
銃社会であったが故に暴力夫の末路は惨めです。
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