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いつもと変わらない日々、そんな日々を壊した……いや、変えたというべきだろうか、その出来事は、高校を卒業をする日が近づいてきた日に起きた。
その日から、僕の普通の日常は消えていった。
とある冬の日の午後、学校が終わり帰宅するため歩いている男の子がいる。
彼の名前は、架空祐（かくうたすく）現在高校三年生、もうすぐ卒業である。
普通の日常を何の変化も求めずに暮らしている。
家族は、両親はすでに他界、妹が二人弟が二人もいたのだが、三年前から行方不明になっていた。
何の手がかりもなく、何者かがこの世から消し去ったように、何の情報も無くなってしまった。
そんなこともあり、祐は両親が残した貯金で現在の生活を送っている。
仲のよかった友達も、一年前には行方不明になり、誰も祐に近寄らなくなっていた。そして、自宅に到着し
祐「ただいま……って誰もいないよね」
帰ったときの挨拶をして、独り言を言うのが日課になっていた。勿論、返事が帰ってくることはない。
が、しかし、それはいつもと同じことならばである。
祐「ん？」
玄関に見慣れない、つまり祐以外の人物の靴があった。そして
？「おかえり、祐兄。久しぶりね」
視線を上げると見たことのない女の人が立っていた。
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