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冬華の話はこうである。
とある空間の歪みの事故で別の世界に飛ばされ、別の時間軸で過ごしていた。
今では妹のはずだが祐よりも年上であるらしい。
向こうで階級を上げるのに時間がかかり、こうして時空間移動を使い報告に来るのが遅れたらしい。
祐「…魔法…今の世界より遥かに進んだ技術…魔人に機械の兵士、人が機械の兵士や魔人との戦いに国同士の戦争……」
正直なところ、何の変哲も無い世界で生きている祐には信じられない話だった
冬華「…やっぱり信じられないよね…」
冬華がうつむく。祐はその様子にあわてるが
冬華「でもね…祐兄」
顔を上げ、冬華が祐に見せた表情は
冬華「すぐに信じられるよ」
この世のものとは思えないほど、凶悪な顔だった。
その言葉と同時に何かに飛ばされたような感覚に襲われた。
この日で、僕の普通で平凡な日常は終わった……
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