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「ここに連れて行ってどうするんだ」
「さぁ?
俺は依頼主の事は興味ないからな…
まぁ、普通の事はされへんやろね」
右手で煙草を持ち口に運ぶ。
開けられた窓から紫煙が吸い込まれ霧散する…
高速で窓を開けるのはどうかと思うが言わず、黙りこむ。
どうせロクな事じゃない
内臓でも取られて売られるか、物好きな金持ちの所に売られるか、
脳裏には様々な憶測が浮かび上がっては消えていく…
でも、恐怖はない。
昨日見たこいつのあの笑顔の方が断然怖い…
これは、本能での恐怖なのかもしれない。
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