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だけど目を逸らせない…
あの顔から眼を逸らす事が出来ない…
繰り広げられるのは
少年グループを潰していく様。
暴挙。
いつの間にか降り出した雨は赤黒く染まった地面を洗い流す。
返り血に染まったあの男は、来た時と変わらない笑顔で俺へと近づく。
逃げなきゃ
逃げなければ
縫い付けられたように動かない足
「そんな怖がらなくたっていいって」
「なぁ、サツが来る前に逃げへん?」
「お前もまたサツの世話になるのうんざりしとるんと違うか?」
「俺のもとに来い」
「強く育ててやる」
差し出された手を掴んだ。
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