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さっきも言ったが、俺は「アイツ」とは何度も会っている。
会いたくないときにばったりと会ったり、会いたいときに会えなかったりだ。
でも、そんなすれ違いばかりではない。
俺に会いにきた「アイツ」が、俺のために役に立ってくれることもある。
ときには「アイツ」のおかげで命拾いしたこともある。
そんな「アイツ」に俺は罵声を浴びせ、床に叩きつけるなんて最低なことをした。
でも俺は断言する。
そのことを後悔はしていないし、今後もすることは絶対にない。
最低と言われようが、自分勝手だと責められようが、俺にとって「アイツ」はそういう存在だ。
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