白川高校野球部

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学校に着くと勇ましい声が聞こえ 門の前で立ち尽くしている徠を見つけた 僕「徠どうしたの?」 徠「お前この声聞こえんのか?これ絶対野球部だって!見に行くぞ」 徠に連れられてグランドに出た。 そこに、はもともとの色がわからなくなるぐらい真っ黒に汚れたユニフォームを着た 2人の人がノックをしていた。 徠「おい陸、先輩達めちゃくちゃ気合い入ってんな、俺らも負けないように練習入ろうぜ!」 そう言うと徠は僕の腕をつかみ 走って行く、近くに来るとさっきとは違い ものすごい迫力があった。 徠は休憩の合間に水を飲んでいる キャプテンらしき人物に声をかけた。 徠「俺ら入部希望者なんですけど、ユニフォーム持ってきてるんで練習に参加してもいいですか?」 ?「俺は主将の古島 玄(げん)だ。」 玄「お前らは野球部に入ってどうしたい?」 いきなりの質問に僕が戸惑っていると 徠「上手くなってプロに行く」 玄「そんな曖昧で現実離れしている奴はここの野球部にはいらん!練習の邪魔だからどけ!」 そう言われて僕達は大人しくグランドを後にし、教室へ帰って行った。
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