一匹の猫

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雨が冷たさに負け、 雪に変わり落ちゆくある日の夜だった。 寒そうに佇む一本の木の下に、小さな段ボール箱がひとつ… その中には、少しも寒さから守られずに、小さく震えうずくまりながらの猫が一匹いた。
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