はじめての痛み⁉

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またやってしまった! 「最悪~⤵」 朝から自己嫌悪のど壺だ。 怒ってないかな? インするのこわいぃぃ。 寝落ちとはよく言ったもんで、ゲームを終えることを「落ちる」と言う。 寝てしまうと、ゲームが一定時間で自動終了するから、寝落ちなのだろう。 リリカはこの寝落ち終了が嫌いだった。 翌日、なんとも間抜けな気分になるからだ。 謝らないと! 起きるなりインして、77さんを探した。 いた!! 「昨日は、ホントにホントにすいませんでした⤵⤵」 気づいたらベッドの上でも正座していた。 平謝りとはこのことだろう(笑) 「寝落ちは誰でもあるよ、気にすんな(笑)」 「なになに~!リリカ寝落ちたんか?昨日」 果汁さんが割って入る。 「よしくん、俺も後で連れて行って!レベルあげ!」 えっ…俺って…果汁さんて男の子?? 「いーよ。果汁インしたらメールしな。」 「ありがとうー😆よしくん俺達つき合っちゃう?きゃは(笑)」 えっ?…女の子?? すでにリリカとの会話は終わり、果汁さんと77さんの会話がギル茶を埋めた。 2人の親しげなやり取りは、りりかに不思議な痛みをもたらしていた。 何となくいる理由もなくなったりりかは、会話に水を差したくなかったので、黙って落ちた。 ゲームから出ても、りりかの胸にチクチクするような、痛みが残った。 77さん、みんなに親切なだけで、別にりりかだけ特別って訳じゃないし。 当たり前やない…。 何故か、りりかには理解できないモヤモヤが頭を覆っていた。 この時はまだ、これから起こる嵐の様な展開を、りりかは予想もしていなかった。
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