雨の日に悪戯…

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部屋から出て行った竜也は、すぐに見つかった。 着物の長い裾が、はみ出ていたからね。 その部屋の襖を開くと、驚いた様子で逃げようとした。 竜「嫌っ! 離して!」 裾を掴まれて逃げられないのに暴れるから、着物が乱れる。 亮「そんなにこの格好、俺に見られるのが嫌?」 竜「そうじゃない…」 亮「じゃあ、何?」 竜「どうせ…からかってるんでしょ? 俺は、こんなに振り回されてるのに…」 眼に涙を浮かべて、顔を真っ赤にしながら呟いた。 その姿が愛しくて、思わず抱きしめた。 .
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