ファンタジア・コードA

ステージ1-1

「勿論夢じゃないから安心してね？後、行って貰うのはファンタジアって世界」

夢落ちという僅かな希望さえもがたった1ページで砕かれた

再び絶望に打ちひしがられるのを横目に自称神様な彼は説明を続ける

要訳すればこうだ

・魔法や剣といった典型的なファンタジー世界である

・今までが呆れるくらい平和

・この世界が産まれて有史二万年弱、始めて魔族対人間等の戦いが始まろうとしている

・因みにソレまでは魔族も人間やその他種族は不干渉や狩りつ狩られつしながらも元の世界で言う野生生物との関係と似ており、基本凶暴な物を覗き大きな『戦い』は無かった

「で、なんで俺なんだよ」

「簡単だよ？戦争が多いリアライズの人間で尚且つファンタジアに馴染めそうな比較的平和かつオタク文化がある国から、血気盛んな若者を無作為に一人」

宝くじを連番で当てた瞬間雷に当たるぐらい低い確率である