ステージ1-1

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ビューラーとは、まつ毛を整える為の美容器機である どこをどう考えても武器として使えそうには無い いや…まさか特殊な力が宿っていて、その能力がチートな可能性がまだある 「どうやってビューラーで戦うんだよ…」 「相手のマブタを遠距離から挟めるよ」 「あんま意味ねぇ!?」 「失敬な、これでもメチャクチャ痛いんだよ」 「そんなんで魔物に勝てる訳あるかぁ!」 「うるさいなぁ」 ビューラーを手に取ると彼は軽く一度動かす、するとアキトの右マブタに挟まれた様な激痛が お察しの通り彼は容赦なくアキトのマブタをビューラーで遠距離から挟んだのだ 痛みに悶え苦しむアキト 「考えたら一撃で倒せない武器って戦いに向いて無いし、そもそもコレって悪戯用だよね」 そんなアキトの様子を見ながら心配すらせずにビューラーを握るとビューラーは姿を消した 「んじゃ好きな武器の種類ぐらい選んで良いから早くしてよ」 「最初からそうしてくれ!」 「やだ、ちょっとからかわないと面白く無いじゃん」 この自称神様は鬼畜だ
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