ステージ1-1

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「意味ねぇ!!なんでそんなに重たいんだよ!」 「色々便利ツール組み合わせちゃったからねぇ、ま、気合いで」 「持てねぇよ!もっとマシな武器にしてくれよ!」 確かにアキトが言うのも、もっともではある、持てない剣などただの飾りで博物館等に寄贈される方がお似合いだ 「えー嫌だよ、結構創るの面倒なんだよ?創造するってのは色々と摂理に割り込まなきゃ駄目だし」 「でもコレじゃ死ぬって!戦えないって!」 「それもそうだね、けどこのまんまの性能で軽くするなんてオーパーツ過ぎるんだよ、闇雲にやると問題なんだよね」 そう言いながらも彼は人差し指に蒼い光を集め、コメカミを二・三回軽く叩く 実はこの動作は時空間を無視して情報を引き出す超が付くほど高度な魔法なのだが、指先に魔法の術式をショートカットとして組み込み簡単に発動出来る様にしてある 当然ながら彼が探した情報は今しがた創造した剣を、いかにしてアキトが持てる様にするかだ 「けどそんな楽に見つかる気がしないんだけどな………ってあった」 質量保存の法則が有る以上今の性能や大きさを保ったまま剣を軽くする方法は結論として無かった しかしながら持てる様にするだけなら有ったのだ
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