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次に彼が気付いた時、目にしたのはグニャグニャとした空間だった
タイムマシンに乗った時に見れそうな感じの異空間が広がっており、彼はその中に漂っていた
「いやぁー、ご冥福御祈りします、えっとアキトさん二月十三日残念でした」
振り向くと隕石から出てきた例の人がいた
その人間は飄々とした態度で軽々と彼の名前と死んだという事実を事務的に述べると最後にニコリと微笑む
「お前が殺したんだろ!」
アキトは微笑みながらその人に向かい怒りを込め叫ぶ
「あ、ごかいですよ死んでません仮死にして拉致っただけです」
「余計たち悪いわ!」
「あ、安心してくださいね、向こうの世界ではあの隕石に直撃されて微塵になって死んだって感じで情報操作させていただいたので」
「なんてこった…」
ガクリと項垂れるアキト
しかし不幸はまだ続いた
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