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「ちょっ!おい!」
「大丈夫死なないし、頸動脈は斬れてないって1cm位皮膚斬っちゃっただけだって」
「いてーよ!!ってか態度一気に変わったな!さっきまでの敬語どうした!」
「あぁ、死亡報告の事務手続き終わったからこっから本題だし、ぶっちゃけ神が敬語って変じゃない?」
そう言いながらさっきまで手に持っていた書類をビリビリと破り捨てる
こいつが神かよ…
なにか言い知れない絶望感に襲われる、なんかもうこの世終わりじゃない?かと思えてくる
「さて本題だけど…その前に血止めてくんない?なんか目の前で流血してると話づらい」
理不尽だ
「無理だって!」
「あ、そっか…そっちの世界って魔法無いんだよな…ったく不便だな」
そう渋りながらもアキトの首を回復する、実際彼にとっては簡単な事だ
「それでは改めて」
指をピンと立てながら彼は楽しそうに微笑み、そのまま指をアキトに向かってビシッと指す
「んじゃお前勇者な」
「なん…だと…?」
ある程度予測は出来たとは思うのだがソレでもアキトは聞き返した
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