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零砂視点
可愛いな…。
とてとてと歩いてくる雪。
いじめたくなってくる。
…はずなのに…、可哀想になって、できない。
からかうことしか出来ない。
オレは奴隷って制度は嫌いだ。
でも、その制度で雪を繋ぎ止められるのなら…。
「零砂!ちゃっちゃと食べちゃってよ!」
「おう、」
亜或…あーると読むんだが、結構酷いな。
料理長で料理はめちゃくちゃうまい、でも性格に難有りの女。
慈栄…亜或の双子の兄でじぇいと読む。
うち専属の医者。
腕は確かだが、兄弟揃って雇い主である俺に逆らいやがる。
この2人が俺の幼馴染みである。
「零砂ぁ!はよ怪我しい。」
「慈栄!てめぇ。」
「だあぁぁ!ケンカするひまあんならちゃっちゃと食べろっつってんだろ!?」
「「はい!」」
あぁー、俺自分がSっていう自覚あんのに…亜或には敵わねぇ。
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