ハジメマシテ

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母さん…? 父さん…? どこなの? にいちゃもねえちゃもみんないないの。 かちゃ 頭になにかを押し付けられた。 「よぉ、嬢ちゃん。」 「ふっ、あ…、」 振り向いたらハゲがいた。 「兄貴、女の子はっけーん」 「あぁ?この家には夫婦に姉、兄、んでもって弟がいるはずだぞ。嬢ちゃんなんて年齢のガキはいねーはずだ」 「は?んじゃこのこは?」 ねえちゃの部屋から人が出てきた。 このひとも知らない。 「しるか、…、ん?ちょっと待てよ?こいつは確か…、そうだ、こいつ弟のほうだ。写真より、女顔してんなァ。」 二番目にきたひとが僕に顔を近づけてきた。 「あ、や、やぁーー!!!」 そこで僕の記憶は途切れた。 .
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