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「んっ、…、」
次に目が覚めた僕の目の前に現れたのは、かっこいいお兄さん。
僕はベッドに寝かされていた。
「ぁ、お兄さんだぁれ?」
窓際にいたお兄さんは僕の方を向いた。
「零砂」
「れーさ?」
「ああ」
キレー…。
「ふっ…」
あ、笑った。
「あは♪お兄さん、わらったほーが綺麗だ!」
「!…、そうか…」
「うん!」
にいちゃ、ねえちゃ、状況は理解できました。
学校から帰ってきたら4人が居なかったのは、借金取りから逃げたから。
僕はじゃまだったわけか。
いや、ちがう、多分…、あぅ、あたってそーだ!
やなこと思い付いちゃった。
で、奴隷屋に売られてお兄さんが僕を買ったわけだ。
なるほど。
納得。
これが僕とご主人様の出会い。
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