第一話 ~B7強襲~

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『…ぁぁ、ぁぁああ!?』 叫び声が悲鳴に変わる。切り裂かれた隔壁の中から野生のセルジュークが4機飛び出してきた!! 夢中でブレードを形成している左腕をブンブン振り回す。 迫り来るセルジュークとソーラーウインドをちぎっては投げちぎっては投げちぎっては…… 気が付けば施設の最深部に近い格納庫に立っていた。 気が付けばAPが20%を切っていた。あれ左腕が無いぞおかしいなぁ。 『セレンさん帰らせて下さい。お願いです。帰りたいです。』 『馬鹿者、後一区画だぞ。根性を見せろ。』 『僕はもう無理です。帰ってセレンの手料理食べたいです。』 『報酬が入らないと、今日ももやし炒めだけだぞ。』 『…っく。』 『…まぁ良いさ報酬分は働いただろう。輸送機を向かわす。撤退しろ。』 『イエス!マム!』
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