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「龍次様。 あなたはあの世に心残りはありますか?」 「…へ?」 俺は力なく返事をした。 「心残りはあるんですか?」 「当たり前だろ… 琴美と竜に会いてぇよ。」 大好きな家族に会いたい。 俺の家庭に…戻りたい。 「分かりました。 これで、龍次様は条件が揃いました。」 「条件?」 何の話だ? さっきからこいつが何を言いたいのか分からない。 軽く流したけど、さっき契約とか言ってたし… 「龍次様、もう一度琴美さんと竜さんに会えるチャンスがあります。」 「…え? まぢで…!?」 なんだ? この展開… 何かすべての出来事がいきなりすぎて、頭がついていかなかった。
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