普通の女子高生

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ドアを開けると1人向こうの方にフェンス越しに立って遠くを見ている人がいた。 その人は聞こえるか聞こえないかぐらいの声で歌を歌っていた。 あれ・・この曲聞いたことある。 そうそう・・・そこで盛り上がって サビに入る ああー・・・いい曲。ハスキーボイスで少し高音がかすれる感じ。。 「あれ、笹岡さん?!」 「へ?!」 自分の名前を呼ばれてハッと我にかえった。 その歌声に聴き入ってしまったのかその人の後ろに腰をかけて座ってしまっていた 「ああーっえーっとその・・・聞いた事ある曲だったから・・・」 あたしは慌てた感じで言った。
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