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「千春・・・話あんねんちょっとこっちきて」
いきなり母が声を低くして見ていた資料を閉じた。
それを見ていたあたしは真剣な話と思い、社長イスの前に立った。
「千春は母さんのこと嫌い?」
「は?」
いきなりの質問にすこし戸惑った千春。
「千春は仕事ばっかで家にあんまり帰られへん母さんが嫌い?」
「別に。。父さんが家事と仕事やってくれてるし、あたしも家事手伝ってるし・・・家は大丈夫だよ。それに別に嫌いじゃないし。」
「なら千春・・・母さんのゆうこととか聞いてくれる?」
母さんをみると目がうるうるしていた。
これは嫌でも聞かないとダメだよねー・・・
「いいよ。なに?」
ため息をつきながらあたしは言った。
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