千春の歌声

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「蓮…」 あたしの 大好きな 大好きな 人は 笑顔ではなく 悲しい顔をしていた 「お前やっぱり…」 「え?ごめんなんて?」 蓮は小さな声で呟いたのが聞き取れない 「いや、なんもない。それより歌、よかった」 蓮はそう言って微笑んでくれた 「あ、ありがと!!」 蓮にゆわれると嬉しい。 出てよかった…! あたしはまだ 知らなかった この文化祭で これから 起きることの重さを。。 そして忘れてしまっていた あたしが歌う前に、蓮が何かいいかけていたことを。。
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