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「お・・・俺は直也!よろしくなっ!って清水蓮ってあの清水蓮?本物!?」
「『あの』かどうかは分からないけど(笑)職業は歌手だよ」
「やっぱりー!」
あたしたちの話を聞いていたのか、優花がいきなり大声で叫んだ。
すると優花を含めクラスの女子達が蓮の周りに集まってきた。
「キャー蓮様ー!」
「握手してくださぁい!」
「サインください!あ、写メもー!!」
ちょっ!
あたしの机を蹴るなよ!
うわっ足ふまれた・・
「ちょっとタイム!」
いきなり蓮が手を叩き大声で言った。
「俺さっき言ったけど職業は歌手でみんな知ってくれてるのは嬉しいけど・・・学校では普通に過ごしたいんだ」
蓮がそう言うと騒いでいた女子達が一気に静まりかえった。
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