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発展した水晶玉の通信機
美味しそうな腸詰め
質の良い魔法盤
「ありがとう、メナスさん。」
「い~え~。うふふっ。」
彼女は嬉しそうに微笑んだ
「男性と一緒に歩くの、久し振りでした~。」
「そう、俺も楽しかった。」
「あ、そうですわ。王朝に顔をお見せになって下さい。何かあるかも知れません!!」
「王朝??そんな所に行っても大丈夫なんですか??」
「あぁ、申し遅れました。」
急に畏まる彼女
「女王メナスは、私の事ですわ。」
「え!?す、すいません!!」
俺は彼女の前で、左足を抱えて座り込んだ
「い、良いんですよ!!顔、上げてください。」
「し、しかし…」
「もっ、メナスは怒りますよ~。」
「す、すいません。」
立ち上がって、砂を払った
「さ、行きましょう。」
黙って彼女に着いて行った
そして俺は、ピラミッドの様な所に案内された
「ここは??」
「アマラ王朝ですわ。」
俺は、王朝の資料室に案内された
「天使…ですか。」
彼女は古い地図を広げ、俺に見せた
「どうしても逢いたいんです…」
「どうしてですか??」
「その人…あぁ、いえ、天使は、俺を助けてくれて、この剣をくれた天使なんです。」
「そうですかぁ…なら、ここですねぇ。」
彼女が指差した場所
「一度、ヒノモトに寄って見て下さい。」
「ヒノモト…ですか。」
「えぇ、ここなら“天界”から近いですからね。もしかしたら何か情報があるかも知れません。」
彼女の人差し指がヒノモトから北側に、つつつ~と進み、宙に浮いた国を指した
「天界??」
「そう、天界です。天使はここに住んでるって有名ですよ。」
「わかった、ありがとう。」
「あ、そうです!!」
両手をポンと合わせ、突然彼女は何かを探し始めた
俺の方からは何も見えない…
「セトラ、これが良いかしら!?」
「ん~、旅するならもうちょいちっさい方が良くないか??」
「なら、こっちですね!!」
「おっ、良いねぇ。それなら持ちやすい。」
どうやら決まったようだ
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