ナナエルとの出逢い

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「これ、あんたにあげるわ!!」 彼女の左手には、白い羽が二枚 「はい、両手に持つ!!」 「え!?あ、おい!!」 半ば強引に持たされ、目を閉ざされた 「気に入ったわ、あんたの事。」 彼女のぬるい吐息が額にかかった数秒後、柔らかいものが額に当たった ナナエル!! 「げ!!神様だ!!バイバイ!!」 「待って、ナナエル!!」 咄嗟に目を開け、ナナエルを探す 「セロ!!」 「ナナエル!!」 声は上からした 彼女は両手を広げ、目を閉じて涙を流しながら、天に登っていった 残されたのは、両手持っていた二つの刀だった 銃が付いており、少し特殊な武器だった 「ありがとう、ナナエル。」 俺は、それを使って国を救った 俺は国から称えられ、国民からの信頼度も高かった だが、心残りがある… エルがいない 彼女は一体何処に行ったのか… そして、もう一度ナナエルと逢いたい… 俺は、彼女達を探す旅に出た 彼女に貰った二つの刀を腰に挿し 女王アルドラから頂いた、二枚のタロットカードをポケットに入れ カトレアさんから貰った、アイスクローとメテオシューターを腕に付け まずは、アマラ王国を目指した
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