突然のこと

16/24
前へ
/202ページ
次へ
寝なきゃ… モヤモヤしながら、必死に目をつぶる。 そしていつの間にか眠ってた。 気づいたのは、お昼ちょっと前。 いつの間にか寝てたんだ… 隣には、ワタルが寝息をたててる。 布団からそっと出て、ドアを開けた。 「おはよう。早いっちゃね。」 「おはよう…ございます…あの…昨日はすみません。」 「なんが?」 「いえ…あのぉ…」 「なーんも、気にすることないんよ。すずちゃんは、真面目なんね。」 優しく笑っておばさんはコーヒーを渡してくれた。 「いただきます…」 「起きちょったんか。」 ワタルが目をさましてきた。 「うん…ちょっと前にね…」 私はワタルと 目をあわせずコーヒーに飲んだ。
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

221人が本棚に入れています
本棚に追加