迷子な気持ち

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―――――――――――――― ―――――――― ―――― 20分位すると、生徒が次々と登校してきた。 「あれー?ひまりちゃん、今日は早いんだねー!」 聖羅ちゃんがあたしのもとへ、やってきた。 「うん。朝早く起きちゃったから、ちょっと早めに来てみたの。」 本当は、神倉と来たくなかったからだけど。 「そーだ!!ひまりちゃん、英語の予習やってあったら写させて!!」 「いいよ~。多分やってあるはず…」 鞄の中からノートを取り出した。 「はいっ」 「ありがとー!!さすがひまりちゃんっ」 聖羅ちゃんは、笑顔でノートを受け取る。 そして、廊下を見て何かに気付いたようだ。 「…あれ?廊下にいるのって、神倉先輩じゃない?」 「えっ…神倉…?」
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